若いころから人との距離感に悩み、最近自分がHSPなのではないかと思うようになりました。そしてアダルトチルドレンであることも認識していました。
本音で人に相談をした事がなく不安でしたが、気持ちを受け止めていただき、カウンセリングを受けながら、「今私の感情はこんな状態なんだな」と認識出来るようになりました。
今では自分の感情が客観的に認識できるようになり、堂々巡りをすることもまだありますが、以前よりずっと楽な気持ちで生活出来るようになりました。

私は人に合わせたり人の気持ちを汲み取るのが得意です。なので友人との対人関係は上手くこなせていたと思っていました。
でも大人になるにつれ、両親との関係性が悪化し、居心地の悪さを感じてしまい、どうしたら良いのかが解らなくなり、それとともに会社でも上手く対処することが出来なくなって来ました。
カウンセリングを受け、幼い頃から無意識に親や友人の顔色を伺っていた自分に気づき、「本当は自分はどうしたいのか。どう思っていたのか。」が明確になっていき、霧が晴れたように感じ、自分を少しずつ取り戻していけるような明るい気持ちになりました。

独り暮らしをしていた高齢の祖母を介護の為に、母が引き取ろうとしていました。僕は引き取ることを反対していました。母は祖母から厳しく育てられ、優しくしてもらったことは無いと聞いていたからです。
そんな母が祖母を引き取りたいという気持ちが理解出来ませんでした。石蕗さんに相談をし、母の本心を聞いて貰い解ったことは、母には「親なのだから子供が面倒を見なければならない。親孝行をしている娘だと思われたい。施設は親を捨てるような物だ。母には最後には感謝されたい。」という愛憎のような物がありました。
そして母は本当は祖母の事を許せないでいることに気付き、祖母への愛情の表し方は同居だけではない事、そして施設入所は安全な別居であることを聞き納得し、今では祖母も入所をし、安心して母も僕も今まで通りの暮らしを続けることができています。